―11月に創業50年を迎えます。
「パッケージ・ソリューション・コーポレーション」を経営理念に掲げて国内10カ所の営業拠点で事業展開を進め、2024年6月期には過去最高の年商32億円を達成しました。食品の包装資材・包装機器の販売に付随して取り扱い商品やサービスを拡充し、紙製ディスプレイの自社開発など、新たな取り組みも進めています。浜田と大田の水産物市場では、魚函販売にとどまらず、魚の選別作業や荷役業務にも参入し、地域の産業を支える役割を果たしています。さらに、海外向けに食品トレーなど包装資材の輸出も手がけて、今後は地域の食文化も発信し、地元企業の海外販路開拓の支援していきます。

―テストキッチンとショールームを兼ね備えた「しまねキッチン」を益田営業所に構えています。
取引先の新商品開発・試食・売り場開発に活用されています。このたび、機能の強化のためキッチン内に撮影スタジオを設けました。撮影やデザインなどクリエーティブな案件にも対応し、取引先のプロモーション支援を強化していきます。


―人材育成の取り組みは。
年1回の社外メンターとのキャリアアップ面談や月1回上司との1on1ミーティング、若手・管理職向けスキルアップ研修を行い、社員の成長を支援しています。若い世代が挑戦できる環境を整備して20、30代の登用を加速し、挑戦の機会を増やします。

―M&A(合併・買収)にも意欲的です。
M&Aを活用し同業者だけでなく、新分野にも積極的に進出しています。ふるさと山陰にもどりたい人や、田舎での暮らしを望む人、家庭の事情などでU・Iターンする人の受け皿としての役割を果たしていきます。人口減少が進む中、地方企業は自ら進化しなければなりません。創業50周年を迎える今年、取引先や地域の皆さまに感謝し、地方企業の成長モデルを示しながら、「地方創生」をけん引して100億円企業を目指してまい進していきます。

私たちは「地域をもっと元気に!」「浜田発 全国へ、世界へ!」というビジョンのもと、挑戦を続けています。 「地域コングロマリット企業」を目指し、地域や取引先に貢献できる幅広い商品・サービスを展開し、成長し続けます。 100億円企業への進化に必要なのは若い力です。 20〜30代が活躍できる環境を整え、新たな挑戦のチャンスを広げていきます。ともに未来を創り上げましょう!

高橋将史=島根県浜田市出身(52歳)2008年に現職に就任 休日はゴルフで体を動かし、サウナでととのい、最後は美味しいご飯で締めるのが至福のルーティン。浜田の新鮮な魚を味わうたびに、「やっぱり地元は最高!」と、この地で生まれ育ったことを実感する。 スキマ時間には読書で新しい視点を学び、サウナでリフレッシュしながら、会社や地域の未来につながるヒントを考えている。