これぞ俳優の醍醐味(だいごみ)というものだろう。小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)をテーマにした1984年放送のNHKのドラマ『日本の面影』で、妻のセツを演じた檀ふみさん。「骨の髄、細胞一つ一つまでセツさんになっている気がした」と先日、松江市内であった全国歯科保健大会にゲストで登壇し、明かした。
ヘルン(ハーン)役のジョージ・チャキリスさんとも撮影が終わり別れるとき「本当に結婚が終わったような気がして、ほろほろと涙が流れた」とか。それほどハマったからこそ、多くの人の心に残るセツになったのだろう。
そんな檀さんは歯が弱く、すぐ虫歯になるという。夜はデンタルフロスと歯間ブラシ、電動歯ブラシに水流で歯垢(しこう)を除去する電動清浄器を使い、仕上げに普通の歯磨きをするほど念入りでも、悩みは尽きないそうだ。
芸能人でなくとも“歯は命”。島根大や島根県歯科医師会の共同研究によれば、高齢者は自前か入れ歯かを問わず食べ物をしっかりかめないと、要介護2以上の機能障害や死亡との関連が強くなるという。県内の76~85歳は期間限定で歯科口腔(こうくう)検診が無料で受けられるというから最寄りの歯医者へ行くことを勧めたい。
ちなみに檀さんがもう一つ感情移入できた役が、宮尾登美子さん原作で95年放送のNHKBSドラマ『藏(くら)』で演じた佐穂。檀さん、どうぞ歯を大切に。またハマり役に巡り合えますように。(衣)













