サッカー、なでしこリーグ2部のディオッサ出雲FCの2選手が、島根銀行の行員として4月から働くことになり、配属先の出雲支店(出雲市姫原1丁目)で25日、来店客にチラシを配り試合のPRをした。
同行はMF秋田咲良(さくら)さん(22)とGK尾添有紗(ありさ)さん(21)を正社員として採用した。2人は4月に2週間ほどの研修を受けた後、窓口業務や集金などを担う予定。森脇誠支店長(52)は「銀行員とアスリートを両立する姿は他の行員にいい影響を与えると思う」と期待する。
この日は今後のホーム戦の日程を記したチラシと菓子を来店客に配り、観戦を呼びかけた。
北海道出身の秋田さんは今季新加入した。「初めての島根は人が優しくて温かい。仕事もサッカーも頑張りたい」と話した。尾添さんは出雲市出身で、もともと金融関係の仕事に興味があったという。「責任ある仕事で不安な気持ちもあるけれど、地元の人とのつながりを大切にして、多くのことを学びたい」と、決意を新たにした。(佐藤一司)