大手メガバンクで行員による貸金庫の窃盗事案が相次いだのを受け、山陰合同銀行(松江市魚町)は管理体制を見直すため、1日から9月30日まで貸金庫の新規利用の申し込みを停止する。利用者が保持する鍵の紛失に備え、銀行側が保管する予備鍵も一元管理して運用を厳格化する。
同行が1日発表した。金融庁の監督指針に基づく措置で、本店を含む43店舗で一時停止する。既存の利用者は通常通り使用できる。
併せて、各店舗で保管している予備鍵は本店の事務企画部が集中管理する体制に変更する。利用者が鍵を紛失した場合の開閉は予備鍵の取り寄せが必要になり、一定の日数がかかる。
同行によると、山陰両県と広島県で約2400個の契約がある。(石倉俊直)












