近年、さまざまな商品の物価が上昇してきたが、(現在のコメ騒動の異常な高値は別として)多くの農産物においては横ばいの状況が続いてきた。それを〝物価の優等生〟と称することもあるが、農業者の立場からすれば、コスト上昇を吸収できるだけの適切な値上げがなされず、不採算を押し付けられてきた側面が強い。それにより農業がもうからない構造ができてしまい、農業人...
【今週の視点論点】農産物の社会的な付加価値とは 日本総合研究所 創発戦略センターチーフスペシャリスト・三輪泰史
残り1558文字(全文:1731文字)
続きを読むには会員登録が必要です
無料会員登録(山陰中央新報IDを取得)すると
付きのデジタル記事が月5本まで読める
ニュースレターで最新情報を受け取れる
プレゼント応募や、クーポンが利用できる