第2次トランプ政権下の米国は、「金ぴか時代」と呼ばれた19世紀の状況に近づきつつある。南北戦争(1861~65年)が終わった後、(工業化が飛躍的に進んで)貧富の格差が著しく拡大した時期である。

 文字通り「金ぴか」の資本家や富裕層が羽振りを利かせる一方で(繁栄から取り残された多くの)労働者や農民たちは怒りをたぎら...