来館者に作品を解説する門脇正八さん(右)=境港市花町、海とくらしの史料館
来館者に作品を解説する門脇正八さん(右)=境港市花町、海とくらしの史料館

 境港市花町、海とくらしの史料館で鳥取県南部町西町の写真愛好者、門脇正八さん(72)の作品展「風景写真で訪れる 山陰海岸」が開かれている。日本海や中海、宍道湖で撮影した43点が並び、来館者にふるさとの魅力を伝えている。20日まで。入場無料。 

 門脇さんは日本風景写真協会会員で、風景写真歴は29年。昨年、作品展と同名の写真集を発刊し、163点を収録した。ふるさとの魅力的な風景をより多くの人に知ってもらおうと、今回、作品展を開いた。

 展示作品のうち「紅彩」は松江市秋鹿地区から宍道湖の朝焼けを撮影した。「彩の岩場」は山陰海岸ユネスコ世界ジオパークの浦富海岸(鳥取県岩美町)の岩に着目し、岩肌の表情を朝の光で引き出した。

 門脇さんは「朝の風景が好きだ。ピリッとしている」と話した。(松本稔史)