国内外のラン約300品種を展示即売する「ラン・蘭・らんまつり」が18日、雲南市三刀屋町坂本の明石緑が丘公園で始まった。来場者は色とりどりのランを観賞し、買い求めていた。20日まで。
会場には約3千株のランが並ぶ。甘い香りの「シルコッキー」や、一般の流通が少ない「リカステ」といった多種多様なランがある。来場者はゆっくり品定めし、購入していた。生産者に育て方を熱心に聞く人もいた。
山野草の販売や飲食のコーナーもあり、園芸愛好家や家族連れでにぎわった。
出雲市内から夫婦で訪れた芝原尚子さん(72)は「マスクをしていてもいい香りがする。花屋では見ないたくさんのランがあってすごい」と話した。
地元のラン愛好家らで組織する実行委員会が主催する。千原孝美委員長(77)は「バリエーション豊かなランの奥深さを知ってほしい」と来場を呼びかけた。
19日は午前9時~午後4時、20日は午前9時~午後3時。入場無料。
(福間崇広)