住民と意見交換する島根県立大の学生ら=浜田市田町、市まちなか交流プラザ
住民と意見交換する島根県立大の学生ら=浜田市田町、市まちなか交流プラザ

 島根県立大生と地元住民が交流するイベントがこのほど、浜田市であり、県外出身の新入生らが住民と意見交換し、今後の地域活動に意欲を高めた。

 イベントは学生や住民で組織する団体・はまだ協働学舎ファンタスが「ご縁広場」と題して企画した。学生15人と住民18人が参加した。

 参加者は自己紹介してから、1時間半、歓談した。音楽が好きでバンドを組む学生に、住民が知人を紹介して一緒にイベントを開こうと提案した。また、協力して特産品を作ろうと盛り上がった。別の住民は、人口減などの地方特有の課題を逆手に「課題先進地だからこそ何かを生み出す楽しさがある」と力説した。

 徳島県出身で地域政策学部1年の神木梨乃(りの)さん(18)は空き家の活用策に関心があるといい「多くの人と知り合えて良い学生生活のスタートを切れそう」と笑顔を見せた。浜田市旭町丸原の建設会社で働く拝上理恵さん(56)は「学生の元気をもらい一緒に地域で活動したい」と期待した。(宮廻裕樹)