第1次トランプ米政権(2017~21年)では、大統領の衝動的な意思決定に対して、法制度の重みを理解する元軍人や文民たちが政権内部で抑制機能を発揮していた。こうした人物は、大統領への忠誠ではなく、自らの職責や米国憲法を優先して積極的に進言した。辞任や更迭をも覚悟したその言動は特筆に...
持論反論 第1次トランプ政権の抑制機能 金沢工業大学虎ノ門大学院教授・元海将 伊藤俊幸
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第1次トランプ米政権(2017~21年)では、大統領の衝動的な意思決定に対して、法制度の重みを理解する元軍人や文民たちが政権内部で抑制機能を発揮していた。こうした人物は、大統領への忠誠ではなく、自らの職責や米国憲法を優先して積極的に進言した。辞任や更迭をも覚悟したその言動は特筆に...