五輪が終わった。人々の懸念の中での開催だったが、期間中は選手の優れたパフォーマンスに心躍らせ、〝コロナ疲れ〟を癒やした人も多かったろう。

 私が一番感動したのは、ソフトボールで優勝した日本代表の宇津木麗華監督を、敗れた米国チームのエリクセン監督が祝福し、2人が固く抱擁した場面だ。力を尽くし...