虫を捕まえる植物「食虫植物」を観賞してもらおうと、雲南市大東町塩田の古民家「SOLT.BASE」で31日、「食虫植物祭り」が開かれ、来場者は不思議な植物に触れ、驚きの表情を見せていた。6月1日も開催する。
古民家の敷地で、葉を素早く閉じて獲物を捕食するハエトリグサや、筒状の葉が酒を入れる瓶子(へいし)に似ているサラセニアなど17種類の食虫植物が植えられ、紹介している。
「食虫植物祭り」は、古民家の共同管理者の内田宣男さん(79)が、西小学校近くで栽培、見学会をしていた。昨年から古民家に栽培の拠点を変え、初めて開催した。
同町田中から夫婦で訪れた会社員の細野侑香さん(35)は「食虫ということで怖い印象があったが、かわいらしかった。大人でも楽しめるイベントだと思った」と笑顔を見せた。
入場無料。敷地内でバギーやモトクロスの乗車体験もある。(景山達登)