委嘱状を受け取る外国人技能実習生ら=江津市都野津町、トップソーイング江津工場
委嘱状を受け取る外国人技能実習生ら=江津市都野津町、トップソーイング江津工場

 江津署はこのほど、江津市内の縫製工場で働く外国人技能実習生らに、ヘルメットや反射材の着用に取り組む推進隊を委嘱した。

 同署が外国の出身者に委嘱するのは初めて。トップソーイング江津工場(江津市都野津町)のベトナム出身で21~41歳の外国人技能実習生25人と、自転車で通勤する日本人従業員3人の計28人が長崎憲弘江津署長から委嘱状を受け取った。

 署員による安全講習もあり、自転車の使用前にタイヤやハンドル、ブレーキの状況を確認することに加え、鍵かけの大切さを学んだ。

 グエン・ティ・タインさん(32)は「これを機にヘルメットの着用を徹底したい」と話した。岡良一工場長(73)は「日本の交通ルールを順守し、規範意識を持たせたい」と気を引き締めた。

 (村上栄太郎)