広島市の詩人、栗原貞子(1913~2005年)は敗戦から1年後の1946年8月、詩歌集「黒い卵」を自費出版した。40年から45年にかけて書いた詩29編、短歌250首を収めたが、それは本来の形ではなかった。占領軍のプレスコー...