在日米軍や米兵の法的地位を定めた「日米地位協定」は締結から65年。条文は1文字も変わっておらず、日本の主権は事実上及んでいない。改定を求める声が絶えないが、中国、ロシアなどの軍拡を背景に安全保障面での日米一体化が進む中、実現する兆しはない。地位協定の実態や課題を探った。

 「このままでは県民は納得...