-戦後の秩序は存亡の機にある。

 「第2次大戦が終結した1945年当時、米国は世界をほぼ支配できる立場にあった。その特異な(覇権的)立場から一進一退しながら、かなり安定した国際秩序を冷戦期に築き上げた」

 「それは『ロング・ピース』をもたらしたと私は考えている。(米ソが競い合った冷戦には『対立』のイメージが付いて回るが)第3次大戦は起こらず『長い平和』が保たれたからだ」

 「冷戦が始まっ...