子ども食堂の名付け親で、安来市広瀬町出身の近藤博子さん(65)が今春、自身が運営する東京都大田区の子ども食堂の看板を下ろし、活動を縮小した。年々、大きくなる貧困対策への役割と負担。「ボランティアの域を超えている」。限界を感じたのが理由だった。参院選を前に、抜本的な貧困対策に向けた議論を国が主導するよう訴える。

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