製作する動画とリーフレットを見せる美保関中3年生=松江市美保関町美保関、美保関文化交流館
製作する動画とリーフレットを見せる美保関中3年生=松江市美保関町美保関、美保関文化交流館

 【松江】松江市美保関町の美保関地区の魅力を地域内外に発信しようと、美保関中学校の3年生が動画やリーフレット作りに取り組み、16日、交流会で住民の地域への思いを聞き、理解を深めた。

 3年生24人がふるさと教育の一環で、3班に分かれ、スタンプラリーイベントの企画や避難所マップの作製などに取り組む。このうち「歴史まちなみ班」は文化財を中心に、歴史調査や撮影をしてきた。

 約2分間の動画とA4サイズのリーフレットに学習の成果をまとめている。人気スポットの青石畳通りや仏国寺のほか、かつて住民と観光客の交流場所となった「おかげの井戸」や美保神社の境外末社も取り上げた。

 交流会には美保関地区の住民ら10人が参加した。住民から「高校で町外に出ても、美保関を発信してほしい」との思いを聞いた。福田碧芭(あおば)さん(15)は「美保関地区の魅力的な場所を伝え、生徒や保護者にも来てもらいたい」と話した。

 7月中に完成させ、美保関中のホームページで公開する予定という。

(森みずき)