【安来】高校生を対象にした安来地区仕事発見セミナーがこのほど、安来市であり、同市に本社や事業所のある10社の人事労務、就職担当者から業務や福利厚生などの説明を受けた。
地元就職の促進に向け島根県と安来市が主催した。就職を考える安来、松江市の7校の高校生39人、教員12人、保護者13人が参加した。
セミナーでは特殊鋼メーカーや社会医療法人、温泉旅館などの10社がそれぞれ5分の持ち時間で企業概要を紹介した。生徒は興味のある企業のブースを回り担当者の説明を聞いた。
山陰両県に19店舗を構えるフーズマーケットホック(安来市赤江町)の担当者は「健康につながる食材の提案など従業員一人一人がこだわりとやりがいを持って仕事をしている」と説明した。生徒は身を乗り出して聞き入り、メモを取っていた。
情報科学高校3年の萩原日和(ひより)さん(17)は「製菓の専門学校に行くか、県内で就職するかで迷っている。企業の第一印象や仕事を継続できるかどうかが企業選びのポイントで、セミナーはよい判断材料になった」と話した。(中山竜一)