雲南市吉田町深野、高齢者総合福祉施設「ケアポートよしだ」で19日、吉田中学校の2年生6人が、手製の自己紹介カードやクイズを通じて高齢者と交流した。
福祉地域への理解を深め、実践的な態度を育もうと、総合的な学習の福祉人権学習として取り組んだ。 三つのヒントを読み上げ、答えのイラストが描かれたカードをかるたのように取り合う「スリーヒントクイズ」や、手製の自己紹介カードで高齢者11人と笑顔で会話を楽しんだ。自己紹介カードは高齢者にも見やすいよう文字の大きさや色、イラストの配置などを工夫した。
河野愛魅夏(あみか)さん(13)は「最初は声が小さくてなかなか聞き取ってもらえなかったが、慣れてきたら楽しくできた。学んだ課題を生かしていく」と話した。
生徒は今回の経験を基に、町内の商業施設向けに誰もが分かりやすい案内のポップ(POP)を作る。さらに修学旅行(大阪府)では、同町の特産物をPRするPOPを作って、販売に取り組む。(景山達登)