挑戦したいことのアクションプランを発表する学生たち=雲南市掛合町入間、入間交流センター
挑戦したいことのアクションプランを発表する学生たち=雲南市掛合町入間、入間交流センター

 大学生が雲南市でフィールドワークし、挑戦するテーマを見つける合宿プログラムの発表会が22日、同市掛合町入間の入間交流センターであった。イベント開催や交流の場づくりといった計画を発表し、意欲を高めた。

 21日から1泊2日の日程で全国の6大学などから17人が参加し、フィールドワークやワークショップを通じてアクションプラン(行動計画)をまとめた。最終日の22日は1人2分間の持ち時間で自らのプランを発表した。

 島根県立大人間文化学部2年の大下実子さん(19)は、雲南市内の地域医療と不登校支援の2事業所を訪れ、つながりの重要性を知ったといい「幅広い世代の人たちが集い、いろいろな価値観を共有できる場所をつくりたい」と語った。

 同大地域政策学部2年の山本心南(ここな)さん(19)も同じ2事業所を訪問。高齢者に生きがいを感じてもらう取り組みの大切さを実感し、第一歩として「今あるイベントに行って参考にしたい」と語った。

 合宿プログラムは、フィールドワークや就業体験を通して課題解決能力を養う市の人材育成事業「雲南コミュニティキャンパス事業」の一環で実施した。

(福間崇広)