出雲市で8月16日と23日に開催される「第20回出雲神話まつり」のロゴを、同市出身の画家・久保和稀さん(28)=東京都在住=が制作し、このほど市役所でロゴを披露した。ポスターやチラシ、Tシャツなどに使用し祭りをPRする。
久保さんは出雲観光大使を務め、「グロい(異様な)」と「かわいさ」を融合させた「グロカワアート」という独自の表現で注目を集める。昨年、極美本展で入賞し、今年は画廊や美術館向けの国際的な芸術年鑑の巻頭で紹介された。
久保さんが4月、飯塚俊之市長に面会した際、「神話まつり」にアートで関われないかと提案したことがきっかけ。作品は「IZUMO」「SHINWA」をあしらった二つの勾玉(まがたま)を合わせ「陰陽」をイメージした。赤や青、金などの8色で色づけした。
久保さんは飯塚市長にロゴの原画を贈呈し「人々と神々の調和をイメージした。ロゴををきっかけに祭りが盛り上がってほしい」と話した。(黒沢悠太)