JR西日本米子支社が18日、盆期間(6~17日)に管内で運行した特急列車の利用状況を発表した。利用者は前年比10・6%減の2万4094人で、集計を始めた1989年以降で最も少なかった。新型コロナウイルス感染拡大に伴う帰省自粛や大雨による運休の影響が色濃く出た。

 列車別では、やくも号1万2212人(前年比12・6%減)▽サンライズ出雲号1433人(同24・3%減)▽スーパーはくと号6246人(同1・9%増)▽スーパーいなば号2636人(同3・2%増)▽スーパーおき号1521人(同35・6%減)|など。

 乗車率が最も高かったのは、9日の出雲市発やくも14号の81%。入り込み、送り出しともに100%を超えた列車はなかった。

 ピークは、入り込みが7日の1701人、送り出しが16日の1888人。

 期間中の運転本数は、大雨による運休や減便で429本(当初運行計画792本)にとどまった。

 主要5駅の近距離券売機の発売枚数(IC乗車券含む)は前年比7%減の2万9199枚だった。

      (山根行雄)