夏の参院選(7月3日公示、20日投開票)が迫ってきた。国民民主党の結党に関わり、代表代行を務めた大塚耕平氏は、少数与党の政界の現状をどう見ているのか。国民民主の躍進の背景や交流サイト(SNS)が普及する中での選挙の課題を含めて聞いた。
(聞き手は東京支社・原田准吏)

 Q・昨年の衆院選で与党過半数割れとなり、少数与党という新しい局面に入った。今の政治状況をどう見ているか。

 「国民にとって安定政権は望ましいというのは原則論としてある。ただ、安定政権は、国民にとって政治がうまく機能している状況があってこそ実現し得ることだ。少数与党になってしまったということは、必ずしも今の政治が国民が望む機能を十分に果たし切...