虫をモチーフにした「秋の宿」を紹介する深貝恭悦さん=松江市殿町、島根県民会館
虫をモチーフにした「秋の宿」を紹介する深貝恭悦さん=松江市殿町、島根県民会館

 第35回青友会日本画展が3日、松江市殿町、島根県民会館第1多目的ホールで始まり、来館者が個性豊かな20点を鑑賞している。6日まで。入場無料。

 山陰中央新報社文化センター松江教室で日本画を学ぶ受講生でつくる「青友会」が毎年開く。講師の村上ななほさん(78)=松江市古曽志町=と受講生ら計11人が出品した。八雲町にある日本一のスダジイの大木に感銘した作品や、愛猫家の作品など自由な題材で、伸び伸びと描かれている。

 15年間、鳥や虫をモチーフとして取り入れる深貝恭悦(きょうえつ)さん(68)は、冬場のふっくらと膨らむスズメをテーマにした「寒雀」、越冬する3種のチョウが舞う「秋の宿」の2作品を出品した。

 村上講師は「簡単なところ、好きなところから始めればいい。日本画に興味を持ってもらえればうれしい」と話した。

 午前10時~午後5時。最終日の6日は午後4時まで。(岩田理子)