鳥取県北栄町出身の漫画家・青山剛昌さんの「名探偵コナン」にちなみ、推理しながら列車旅を楽しむ「鳥取ミステリーツアー」の出迎え式が、5日、同町由良宿のJR山陰線由良駅であった。
ツアー開始後初の週末を迎え、キャラクターでラッピングされた普通列車米子行きが午前11時15分に由良駅に到着。降車した約200人の観光客で駅舎はいっぱいになった。同町の手嶋俊樹町長らがツアーオリジナルのクリアファイルなどを手渡したほか、コナンの着ぐるみが出迎えた。
神戸市の大学2年、餅田琉衣さん(19)は友人と2人で訪れ「コナンのキャラクターがたくさん描かれ、愛にあふれた町だと思った。2泊3日でしっかり楽しみたい」と話した。
ツアーは2026年1月のアニメ放映30周年を記念し、JR西日本や沿線自治体、観光団体などでつくる実行委員会が企画した。国内旅行者向けと、台湾、韓国、香港が対象の訪日客向けがある。国内向けは、砂の美術館(鳥取市)や米子市観光センターなど5カ所にある手がかりを基に謎解きに挑戦する。
参加券の価格は大人3千円、子ども(小学生まで)2500円。
(中村和磨)