出雲工・内藤文武監督 財産を受け継ぎ、夢をつないでいく
保護者の皆さま、暑い中、声援ありがとうございました。4月に監督が代わり、チームの作戦の立て方、考え方を全部変えました。おそらく選手たちはかなり戸惑いながらの日々だったと思います。それでも3年生中心に、一日一日の練習を大事にしていました。校歌を歌ってスタンドにあいさつをするというのが私の大きな目標でしたが、悔しい結果になりました。
本当は、3年生は一つ二つと勝ち上がっていく地力を持っています。ベンチの中でも「落ち着いていこうぜ」「頑張ろうや」という声を出していて、良いチームに仕上がっていました。その中で勝利に結び付けられなかったのは、采配だったなと思います。
選手たちには残酷な夏の大会を経験させてしまう形になりましたが、自分たちがやってきたことに胸を張ってほしいです。これからも学校や家庭で生活は続きます。この夏の大会でユニホームを脱ぐ選手もいると思います。その選手たちにぜひ「よく頑張った」と温かく声をかけていただければと思います。
6月の頭にけが人が出た時は、夏の大会をどうするか、大会が怖くなった時期もありましたが、代わりの選手たちが毎日、一生懸命頑張って、けがした選手たちも自分の可能性を信じて頑張ってくれて、貴重な日々だったと思います。
この財産を下級生を中心に受け継いで夢をつないでいきますので、ご声援をよろしくお願いいたします。