「残暑お見舞い」は立秋以降の時候のあいさつである。そもそも立秋は太陽の位置を基準に決めた二十四節気のひとつなので、秋の気配の有無によらないのだが、立秋を過ぎても猛暑が続いている。

 気象庁によれば、1929年以降、最高気温が35度以上になる猛暑日の年間日数は、ヒートアイランドなど都市化の影響が比較的小さいとみられる地点において、京都市で平均17日、...