参加者に自らの体験などを話す地元企業の社員=出雲市大社町日御碕、日御碕サテライトオフィス
参加者に自らの体験などを話す地元企業の社員=出雲市大社町日御碕、日御碕サテライトオフィス

 島根県内外の大学生や専門学校生と、出雲市内の企業に勤める若手社員の交流会がこのほど、同市大社町日御碕地区であり、グループワークやテーブルトークで将来のプランや仕事について意見を交わした。

 将来のUIターン就職につなげようと市が主催し、24人が参加した。IT企業や製造業、建設業などに勤務する若手社員とグループをつくり活動した。

 テーブルトークでは、若手社員がこれまでの体験をチャート図にして披露。就職活動のエピソードや就職してからの失敗や成功をユーモアを交えて伝えた。参加者からは、就職理由ややりがい、休日取得のしやすさや給与についての具体的な質問が出た。

 昨夏の豪雨で被災した日御碕地区を歩いて活性化策を一緒に考えるグループワークもあり、日御碕神社と地区外の神社と双方を巡ることで完成する「御朱印」をつくるアイデアが出た。

 松江市出身で広島工業大3年の小澤直正さん(21)は「やりたいことは就職してからでも見つけられると言われ、心に残った」と話した。(佐野卓矢)