【益田】本年度から同一校舎で運営している益田市立匹見小学校・匹見中学校(益田市匹見町匹見)の児童生徒たちが、教室名を記した地元産材の看板「クラスプレート」30枚を完成させた。2学期が始まった25日、同校で披露された。
運営開始時に市から寄贈された縦16センチ、横30センチほどの地元産材30枚をもとに、児童生徒と保護者、卒業生ら約50人が普通教室と特別教室、職員室などの看板を製作。
服のボタンやガラスのおはじきで飾り付けたり、木の枝を貼り付けた立体文字で教室名を表現したりして仕上げた。
25日は全校19人や保護者、地元住民の計約40人が集まり、各教室の出入り口に掲出。匹見小校長を兼務する品川智成匹見中校長が「地元産の広葉樹を使い、先輩、保護者、地元の人たちが思いを込めたプレートを小中学校のシンボルとして大切にしよう」とあいさつした。
匹見小4年の斎藤慈(めぐみ)さん(9)は「地元の木でできたプレートを、地元のみんなで協力して作れてうれしい」と笑顔で話した。 (中山竜一)