『へるん』最新号の表紙は、日本画家の鈴木朱雀(すじゃく)が1934年に手がけた小泉八雲の肖像画である。まるで書斎にいる八雲を襖(ふすま)の隙間からこっそり覗(のぞ)くと、思いがけず八雲の幽玄な心の内まで見てしまったかのような神秘的な画だ。八雲のモデルは長男の一雄が務めた。詳細は柳原一徳氏の...