【雲南】プロのスタントマンが自転車事故を再現する交通安全教室が19日、雲南市掛合町掛合の掛合中学校であり、同中学校と三刀屋高校掛合分校の生徒、教職員計約140人が事故の恐ろしさを目の当たりにし、ルール順守を誓った。
テレビや映画のスタントシーンを演じる「倉田プロモーション」(本社・東京都)の7人が、横断歩道での自転車と歩行者の衝突事故や傘差し、二人乗り、スマートフォンで話しながらの危険な運転などを再現した。見通しの悪い交差点での自動車と自転車の衝突事故では、スタントマンが大きく飛ばされ、生徒は顔をしかめ、「うわ」と驚きの声を上げた。
掛合中3年の寄藤優生(ゆうき)さん(14)は「初めて迫力のある事故の再現演技を見た。けがをしないよう、これからもルールを守って自転車に乗りたい」と話した。
教室はJA共済連島根とJAしまね雲南地区本部、雲南署が主催した。雲南署によると、1月から9月18日までの同署管内の交通事故20件のうち、自転車が絡む人身事故は3件あった。
(景山達登)













