縦笛を演奏するヨーラン・モンソンさん(中央)=安来市伯太町西母里、伯太中学校
縦笛を演奏するヨーラン・モンソンさん(中央)=安来市伯太町西母里、伯太中学校

 スウェーデン出身の笛奏者ヨーラン・モンソンさん(58)がこのほど、安来市伯太町西母里の伯太中学校で出前公演し、全校生徒104人が縦笛や横笛の多彩な音色を楽しんだ。

 モンソンさんは、全長約1・6メートルのコントラバスリコーダーやアルトリコーダーといった大小10種類の笛を使い、スウェーデンの伝統的なダンス曲「ポルスカ・フロム・ヘルシングランド」などを披露した。

 生徒たちはベースのような低音から鳥の鳴き声のような高音まで、さまざまな響きを楽しみ、手拍子して盛り上がった。

 共演者で東京を拠点に活動する打楽器奏者の渡辺庸介さん(39)も、タンバリンやボイスパーカッションに加え、春菊の種袋を振って音を出しステージを盛り上げた。

 生徒会長の3年川上知穂さん(14)は「見たこともない楽器の演奏を間近で聞けて、世界観が広がった」とほほ笑んだ。

 出前公演は市総合文化ホール・アルテピア(安来市飯島町)が主催した。

 (中山竜一)