懸命にトラックを引っ張る参加者=江津市江津町、市総合市民センター駐車場
懸命にトラックを引っ張る参加者=江津市江津町、市総合市民センター駐車場

 人力でトラックを引っ張る「トラック引きレース」が28日、江津市江津町の市総合市民センター駐車場であり、市内外の事業所従業員や団体メンバーらが力を込めて綱を引っ張り、タイムを競った。

 「トラックの日」(10月9日)を前に、島根県トラック協会江津支部(梨田尚彦支部長)が、業界への関心を高めてもらおうと開催した。同支部加盟社や荷主の市内外事業者、地域団体など30チームが参加した。

 1チーム5人編成。参加者は12トン車に結んだ綱を握り、懸命に引っ張って25メートル先のゴールを目指した。2レース合計タイムで競い、江津市に事業所を置く西戸崎興産が44秒8で優勝した。

 出場した江津市敬川町の会社員鍛冶友則さん(45)は「トラックに勢いがつくまで苦しかったが、何とかゴールできた。来年以降も出たい」と話した。

 会場や市総合市民センター内では大型トラックやフォークリフトの乗車体験、トラックをテーマに小学生から募った絵画の展示があった。秋の全国交通安全運動に合わせ、同支部加盟社従業員らの飲酒運転撲滅署名簿と、交通事故ゼロの願いを込めた祈り鶴が江津署に提出された。

 (村上栄太郎)