自民党と日本維新の会の連立政権発足により政府、与党が優先して進める政策は大きく変わる。政権合意書には社会保障や政治改革、副首都構想など幅広い項目が並んだが、実現には国民の理解や党内外の調整が課題となるものが多い。分野別に整理した。

社保料下げ、維新主張

 社会保障改革は日本維新の会が「改革の柱」の一つに位置付け、年50兆円弱に膨らむ医療費の削減と現役世代の社会保険料引き下げを主張する。連立政権合意書では「保険料率の上昇を止め...