大阪・関西万博(13日閉幕)のイタリアパビリオンの一部の展示が楽しめる、大阪市立美術館の特別展『天空のアトラス イタリア館の至宝』(10月25日~来年1月12日)のチケットが早々に売り切れた件を受け、21日夜、対応について新たな発表が行われた。
【画像】全日程売り切れの特別展『天空のアトラス イタリア館の至宝』についての対応(全文)
同美術館の公式サイトには「特別展『天空のアトラス イタリア館の至宝』10月25日(土)以降のご来場につきまして(お知らせ)」が掲載された。
「本特別展につきましては、オンラインチケットの全日程が売り切れとなっております。多くのご関心をいただいておりますが、ご希望に添うことができず誠に申し訳ございません。 おそれいりますが、安全に展覧会をご観覧いただくため、次のとおりご案内します」とし、複数項目を案内した。
ローソンチケット・セブンチケット観覧券の購入者に向けては「このたび、日時指定予約ができない事象が発生しましたことを深くお詫び申し上げます。混雑状況によりお待ちいただく場合がございますが、日時予約をお取りでない場合でもご入場は可能です。また、ご希望の方への払い戻し対応をいたします。詳細は追ってお知らせいたします」と説明。
日時指定予約のみの取得者に対しては「日時指定予約をされた日付・時間に美術館へお越しのうえ、券売窓口で観覧券をお買い求めください」とし、「※会期中、土日祝、平日の午前中は混雑が予想されます」「※観覧券ご購入にお時間がかかる場合もございます。お時間に余裕をもってお越しください」と注釈を添えた。
そして、観覧券も日時指定予約のない人には「誠に申し訳ございませんが、無料対象の方を含め、当分の間、美術館にお越しいただいても、本展への入場はできませんので、何卒ご了承ください」と伝えた。
また、「今後の対応につきましては、展覧会の開催状況を確認しながら、随時、大阪市立美術館ホームページおよび展覧会公式SNSにてお知らせしてまいります」としている。
万博のイタリア館は、世界的に貴重な作品がそろい、連日大行列となった。特別展では、この一部を“継続展示”するもので、古代彫刻の「ファルネーゼのアトラス」を筆頭に、レオナルド・ダ・ヴィンチの手稿「アトランティコ手稿」、ペルジーノの傑作「正義の旗」の3件を厳選し、大阪市立美術館で披露する。
18日のチケット発売初日にアクセスが殺到し、サイトがつながりにくになった。そして19日には全日程「売り切れ」が発表された。一方で、転売されているといった報告が相次いでいた。
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