鳥取県が1日、新型コロナウイルス対策など総額152億7300万円の2021年度一般会計補正予算案を県議会に示した。14日開会予定の9月定例会に提出する。

 感染拡大で打撃を受ける事業者支援に46億9800万円を計上。

 このうち、21年6~9月のいずれか1カ月の売上高が20年か19年の同月と比べ、3割以上減った事業者を対象に最大20万円を支給する応援金事業に7億円を盛り込んだ。

 県のコロナ対策の認証店が特典率25%のプレミアム付き食事券を発行する際に、上乗せ部分を支援する施策に2億円を予算化。

 宿泊や観光事業者が20%の特典付き前売り券を販売する場合、経費の一部を助成する事業費に1億円を充てた。

 コロナ対策の他に、7月豪雨や台風9号で被害を受けた道路や河川、農地の災害復旧費に78億9200万円、千葉県八街市で起きたトラックによる小学生死傷事故を踏まえ、通学路の安全対策に1億円を計上した。  (藤井俊行)