【雲南】障害者の就労を支援する事業所・尺の内農園(雲南市加茂町南加茂)で、ブドウ「シャルドネ」の収穫が始まった。2020年に収穫した果実はオリジナルワインとして売り出されており、利用者たちは22年の販売に向け、摘み取り作業に汗を流す。
1日は、25アールの園内で利用者たちが、緑色の果実をはさみを使って丁寧に摘み取った。今年は20年より1・3トンほど多い約2トンの収穫を見込んでおり、千本のワインを製造する予定。
農園の利用者、上代和幸さん(47)=雲南市在住=は「自分たちの収穫したブドウが商品になれば、やりがいにもつながる」と作業に力を入れる。
尺の内農園は、社会福祉法人・あおぞら福祉会が、就農による障害者の雇用拡大などを図る「農福連携」で整備した。
オリジナルワインは2860円で、600本限定。道の駅・さくらの里きすき(雲南市木次町山方)や尺の内農園で販売する。問い合わせは尺の内農園、電話0854(47)7057。
(清山遼太)