収穫が始まった益田市美都町の特産・ユズを湯船に浮かべる「ゆず湯」が、同町宇津川の美都温泉湯元館で28日、始まり、入浴客が爽やかな香りを楽しんでいる。毎週火曜日で、11月25日まで。
男湯と女湯の露天風呂に直径8センチ前後のユズの実を250個ずつ浮かべた。午前8時の営業開始とともに、常連の男性客6人が訪れ、立ち上る湯気とかんきつの香りに包まれる中、湯船に体をゆっくりと沈めた。
この日は朝の気温が6度まで冷え込んだ。同町丸茂の島川鐵雄(かねお)さん(82)は「香りが良いし、やっぱり温まるね」とユズを手に取り笑顔だった。
同館の「ゆず湯」は特産のPRを目的に、収穫時期に合わせ約20年続けている。入浴料は高校生以上600円、小中学生400円、未就学児無料。
(吉田雅史)













