ぜんざいを求める搭乗客(左)=出雲市斐川町沖洲、出雲空港
ぜんざいを求める搭乗客(左)=出雲市斐川町沖洲、出雲空港

 「出雲ぜんざいの日」の10月31日、出雲ぜんざい学会(渡部稔会長)の会員らが出雲市斐川町沖洲の出雲空港で、搭乗客に出雲ぜんざいを振る舞いPRした。

 空港1階ロビーで、会員や出雲市観光協会職員、市職員ら8人が「出雲はぜんざい発祥の地です」「ぜひ食べてみてください」と声をかけた。300食を用意し、特に飛行機の到着直後は、舌鼓を打つ大勢の搭乗客でにぎわった。

 名古屋市から仕事で訪れた自営業の高山和也さん(63)は「出雲がぜんざい発祥の地とは知らなかった。味はさっぱりしておいしかった」と話した。

 出雲ぜんざい学会は、江戸時代の文献「祇園物語」などを基に出雲地方を「ぜんざい発祥の地」と位置付け、歴史を研究したり、試食会を開いたりしながらPRしている。出雲ぜんざいの日は10月31日の「1031」の語呂合わせにちなみ、2007年に日本記念日協会に登録された。

(黒沢悠太)