俳優の庄司浩平が3日、都内で開催された『庄司浩平写真集 だから、ぼくは』発売記念イベントに登場。作品への思いを語った。
【画像】ケーキを手にはにかむ庄司浩平
 お気に入りカットを紹介。撮影を手掛けた神藤剛氏について「青色の表現が美しい方」などと説明し、「今回の表紙もそうなんですけど、見開きのインパクトとそのカラーとポツンと立っ てる自分自身という構図自体がとても好きで、それだけじゃなくてページを重ねていった後半にその写真があるんですけど、前半から積み重ねっていったものがあそこにつながるストーリーライン的な意味でも目にパッと止まって、長く見続けていたいなと思う一枚絵かなと思って選びました」とアピールした。
 とくに注目してほしいポイントは「構成」という。2作目の写真集ということもあり、「自分のやりたいようにストーリーを組み立てた。『こういった系統のものを先に持ってくるんだ』とか、『ここでこういった瞬間をこのタイミングで持ってくるんだ』っていう、1冊を通して最後まで読んでいただいての“体験”を感じていただきたいなと思います」と振り返った。
 さらに「写真集に点数をつけるとしたら」と聞かれ「大体こういうのって…どでかい点数を言うか、80点ぐらいにして成長の余地を残しとくみたいな。この辺が相場かなと思いますけれども、その辺を無視して100点にしたいと思います」とし、理由について「この写真集を通して、新しい自分の顔を見つけましたとか、そういったことをやりたかったわけじゃなくて。今、自分が持ってるものをプロフェッショナルの方々のご協力を得ながら(実現した)。例えばカメラの場所とか撮り方とか、メイクアップのやり方とか衣装の組み立て方みたいなものは、僕じゃないところから出てきてますけど、そこの集合体として素敵な1冊ができ上がった。皆さんへの敬意も込めて。僕自身の満足度も含めて今できる最大をやったという意味で100点を上げられたらなと思います」と伝えた。
 2冊目となる写真集『庄司浩平写真集 だから、ぼくは』(KADOKAWA)は、26歳の誕生日である10月28日に発売。文学を愛する庄司本人が書き下ろした、14の文章をもとに、制作サイドと練り上げ撮影テーマを設定した、物語形式の写真集。撮り下ろした写真と庄司が書き下ろした文章が組み合わさり、まるで純文学作品のようなエモーショナルなひとつの物語が繰り広げられる内容となっている。
 現在と過去が交差する物語で、荒廃したアパートから幻想的な夜の森、未来を感じさせる夜明けの海など、シーンが変わるごとに役者としての表現力の幅を存分に見せつけた。
 発売記念イベントは、大阪・HMV&BOOKS SHINSAIBASHI(11月8日)、東京・SHIBUYA TSUTAYA(11月9日)でも予定されている
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