『ラブ トランジット』シーズン3に参加した(左から)イッセイ、ゆうや、ヒロ、ひろき、ユウマ (C)ORICON NewS inc.
『ラブ トランジット』シーズン3に参加した(左から)イッセイ、ゆうや、ヒロ、ひろき、ユウマ (C)ORICON NewS inc.

 Prime Videoの人気恋愛リアリティ番組『ラブ トランジット』シーズン3(10月16日より配信中※全8話)に参加した5組10人の“元恋人同士”から、男性・女性メンバーで分かれインタビューを実施。今回は男性メンバーのヒロ、ひろき、ゆうや、イッセイ、ユウマが再会し、1ヶ月のホカンス生活を振り返ってくれた。(※本編最終話までのネタバレを含みます)

【写真】初回から女性メンバーが大号泣

 本作は、CJ ENM系列の韓国コンテンツ配信サービス「TVING」のオリジナルシリーズである人気恋愛リアリティ番組『乗り換え恋愛』のフォーマットをもとに、日本で製作された番組である。参加者は、交際期間や別れた時期、破局理由もそれぞれ異なる5組の元恋人たち。一度別れた恋人たちが再会し、約1ヶ月間のホテルでのホカンス生活を通して、過去の恋や新たな出会いの間で揺れ動く姿を描く。

 これまでのシーズンでは、誰が誰の元恋人か分からないまま過ごす中で生まれる嫉妬や未練、新たな恋の駆け引きなど、予測できない展開が大きな話題となってきた。参加者たちが互いに支え合う友情や、芽生える恋、揺れ動く心がリアルに交錯し、そして新しい自分に出会う姿に、多くの共感と感動の声が寄せられている。

■実年齢公表にびっくり?共同生活で深まった絆

――番組への参加を誘ったのは自分から?それとも“X”(元恋人)からでしょうか。参加を決めた理由を教えてください。

イッセイ:僕から誘いました。Xであるミクさんも参加してくれると知った時に「ああ、会えるんや」と思いました。

ゆうや:僕はお誘いいただいて参加を決めました。自分でも不思議でしたが、参加するにあたって(Xが)信頼できる相手でもあったので決めました。

ヒロ:僕はお誘いいただいて参加を決めたのですが、X(みゆう)とは話し合って別れてはいるんですけど、そんなにすっきりした別れ方ではなかったので、そこをすっきりさせられるのかなという気持ちがありました。

ひろき:僕はX(ひなこ)に声をかけさせていただいたんですが、会社の同期という関係性も近い中で、それぞれの道をいっても近い距離にいることで、面と向かっての感謝を伝える機会もなかったので、この機会に伝えられたらいいなと思いました。

ユウマ:僕は自分から誘ったのですが、X(しおり)とはいろいろあったので。でも連絡先を知らず、番組側に代わりに連絡していただいて僕の気持ちを伝えてもらいました。

――ユウマさんに関しては、しおりさんを誘うことに葛藤もあった?

ユウマ:4年くらい経っていたんですけど、あの終わり方。言ってしまえば“その場別れ”みたいな形だったので、その状態から会うのは僕もハードルが高かった。でも、シーズン1、2を観ていたからこそ頑張ってみようかなと思いました。

――みなさん初対面の印象はいかがでしたか。

ヒロ:男子メンバーに関しては安心しました。いろんな人がいて明るくて優しそうで、1ヶ月生活するときに安心材料は多かったです。

――仲良くなったきっかけはありましたか。

イッセイ:どうだったっけ?1日目から?

ヒロ:ペアになって行った買い物じゃない?

イッセイ:確かに。男女ともにどんどん仲良くなっていきました。

ユウマ:あと名前の呼び方だよね。最初に「敬語をやめましょう」「呼び捨てにしましょう」ということで距離感がすごく縮まった。

――誰が最初に言ったんですか?

ユウマ:あ、俺が言った(笑)。

――ユウマさんはムードメーカーだったんですね。男女問わず、この人に助けられたというメンバーはいますか。

ひろき:落ち込んでいるときにミクが話しかけてくれました。バカンス中、2人で話すこともあって、心配してくれてすごくありがたかったです。

イッセイ:「ポジティブ変換」という言葉があったよね。場の空気を変えてくれたり、僕が落ち込んだときとか、笑いに変えてくれたり、みんなしてくれていたので、みんなに感謝です。

ゆうや:助けられたというのは違うかもしれないけど、年上のユウマはリードしてくれて支えてもらったんですけど、ヒロ、イッセイは服をくれました。イッセイはジャージをくれて…。

イッセイ:でもゆうやは足がめっちゃ長いから丈が短かった(笑)。

ゆうや:ヒロはわざわざ買ってきてくれたり。(自分より)年下にもかかわらずプレゼントをしてくれたり、支えられました。

ヒロ:はい(笑)。買い物に行ったときに似合いそうだなと。服が少ないと言っていたから買ってあげようと思って。

ひろき:ゆうやは最初から「1番年上だ」と言っていたけど、我々の中では誰よりも年下だろうなと思ってた。

ゆうや:誰よりも?貫禄出てなかった?(笑)

ひろき:まったく!(笑)で、(ヒロは)年上だと思ってた(笑)。

ヒロ:逆にね(笑)。

■元恋人“X”との再会で感じた変わらない魅力、「言葉の大切さ」という学び

――Xを最初に隠すことは大変でしたか。

イッセイ:頑張ってたけど出ちゃいましたね。一回出しちゃったらもういいやってなっちゃった。でもみんなちゃんと隠せてたよね。

ひろき:でもなんだろう、僕たちは別れたエピソードが大きい出来事じゃないゆえの“普通感”はあったかもしれない。

ユウマ:僕はいつもXのことを“ちゃん”付けで呼んでいるんですけど、みんながいるところでは呼び捨てにしようと決めていたからすごく違和感を感じていました。2人でいるときは“ちゃん”付けに戻るので、そこは大変でした。

ヒロ:僕らもうまくできたんじゃないかな。気づかなかった?

イッセイ:でもこの2人だろうな、というのはあったよ。性格的なもんじゃなくて外見とか、ポジティブな感じとか。

――“誰が誰のXなのか”という予想はしていましたか。

ひろき:おのおの部屋で絶対してたよね。

イッセイ:メモ取ってましたもん。意外と当たってました。1週間くらいでわかって。でもユリの予想が1番早かったんです。3日くらいでわかったって言ってました。

――逆に予想が違った組み合わせはありましたか。

ヒロ:ミクとひろきだと確信してたんですけど…違いましたね。思い出デートに行って帰ってきたときにお土産を買ってきてくれて、プレゼンをしている2人の感じがこなれていたので、だから絶対きのうおととい会った感じじゃないなって…間違えてました(笑)。

ひろき:それでいうと逆にゆうやのXはギリギリまでわからなかった。

イッセイ:僕はゆうやとひろきのXの組み合わせで最後までどっちか調整していました。

全員:調整(笑)。

イッセイ:最後まで確信できなかったです(笑)。

ゆうや:僕は結構早いタイミングでわかってたかも?さっきミクとひろきって言ってたじゃん。その思い出デートで僕はミクとデートに行ったんだけど、その時にはイッセイがXだってわかってたもん。

ユウマ:さっきイッセイが早くわかったって言った時に言えばよかったのに(笑)。

ゆうや:でも1週間と言われるとどうだろう?

イッセイ:たしか僕も1週間…2週間かもしれないです(笑)。

――Xが発表されたときの気持ちはどうでしたか。本編ではゆうやさんの変貌が話題になりました。

イッセイ:やっぱりな、と。でもみんなの昔の写真を見るのはめっちゃおもしろかったです。ね?(ゆうやを見る)

ゆうや:こすらないで、もう(笑)。釈明いいですか?僕が付き合っていたのは若い頃だったので、若かりし頃の黒歴史の写真なんです。髪染めてみたいなって。付き合った当時は18歳、10年以上前なんです。そりゃ(肌も)黒いでしょ?(笑)でも、ヒロは白かったよね。

ヒロ:逆にね(笑)。

――自分のXとの思い出の映像を見た感想はいかがでしたか。

ヒロ:しっかり感動しました。BGMも相まって…。

ゆうや:みんな幸せそうだったよね。

ヒロ:みんなのもそうだし、自分のも、一瞬ちょっと美化されて見えるじゃないですか。作品としていいなと思いました。

ユウマ:僕はちょうどXが発表されているときが、Xと一番噛み合っていない時期だった(笑)。だからこそ泣きそうになっちゃって。1番楽しい時期の映像を流されたからキツいなと思って泣きそうなのをこらえていました。

――今回の番組を通して、再会してXの印象は変化しましたか。

ひろき:僕のXはそんなに弱音を吐くタイプじゃなかったんですけど、ホカンス中に2人で話しているときに弱音が出ちゃうことがあって。「あ、そんな一面もあったんだ」と。今まで支えてもらうことのほうが多かったので、ここからは支える側に自分も回れるのかもって気づけたことは、良い意味でうれしかったです。

ユウマ:バカンス中、Xとのデートで手紙をもらったんですが、そういえば交際中も言いにくいことがあると手紙をくれていたんです。「これがしおりちゃんだな」と思い出しました。ホカンスの間は精神的にもきつかったけど、手紙をもらって楽しかった思い出がよみがえってきた。ああいうことがあっても変わっていなくて、改めて彼女の良さを再確認できました。

ヒロ:いい意味で変わっているというより、「懐かしい」「変わってないな」と思うことが多かったです。デートで笑うポイントや、みんなでいるときの様子とか。付き合っていた頃も友達とワイワイするタイプだったので、そういうところも変わってないなと感じました。

ゆうや:大事な場面で助けられたというか、やっぱりすてきな人だなと。改めて「Xで良かったな」と思いました。

――石垣島で、ゆうやさんとユリさんが話し合う場面は絆を感じました。

ゆうや:あのときにXがユリだったからこそ、僕はちゃんと答えを出せたと思います。感謝しています。

イッセイ:僕も印象は変わっていなくて、改めてミクさんってこういう人だったなと。わかってはいたけど、ミクさんは人によって態度を変えたりしない、ありのままの人。改めてそのミクさんをしっかり見ることができました。

――ホカンス生活を通して学んだことはありますか。

ゆうや:僕は「言葉の大切さ」です。男女問わず、みんなの言葉選びがすてきで勉強になりました。それって恋愛だけじゃなくて、対人関係すべてに通じる大切なことだと学びました。

イッセイ:僕は人にあまり相談するタイプじゃなかったんですけど、まわりの男子だけでなく女子にもいろいろ相談するようになって。男としてはちょっと恥ずかしかったけど、「こうしたほうがいいよ」と言ってくれたり、「こんなに相談していいんだ」「聞いていいんだ」って思えた。頼れる兄貴や同級生に出会えたような気がします。

ひろき:気を遣いすぎて、言いたいことが言えないことのほうが多かったけど、この生活を通して「とりあえず言ってみる勇気」を学びました。恋愛では、ちょっとした強引さも大事だなって。過ごしていく中で、イッセイのブレない強さを見て「こういうの大事だな」と思いました。ミクに対しても最初からうまくいっていたわけじゃないだろうけど、ひるまずに向き合っていた姿が印象的でした。

ヒロ:僕は、以前は少し話したくらいで「この人はこういう人なんだ」と判断してしまうことがあったけど、10人で1ヶ月過ごす中で、最初の印象と180度変わることが多かった。人は2~3回話しただけではわからないし、逆にいえば1ヶ月一緒にいても、まだ知らない良さがあるかもしれない。だから「人を見極めるには時間が必要なんだな」と強く思いました。

ユウマ:僕も、今までは「人の気持ちを考えて行動していけば誰も嫌な思いをしない」と思ってたけど、そればかり考えていたら、自分の気持ちに気づいてもらえないと痛感しました。もっと自分を積極的に見せておけばよかったなと。人の気持ちを考えるだけじゃなく、自分の気持ちもちゃんと伝えていけば、また違う結果があったかもしれない。そういう意味で、今にも生きている学びだと思います。