映画『栄光のバックホーム』舞台あいさつに登壇した(左から)秋山純監督、中井由梨子氏、松谷鷹也、鈴木京香、高橋克典、加藤雅也、金本知憲氏 (C)ORICON NewS inc.
映画『栄光のバックホーム』舞台あいさつに登壇した(左から)秋山純監督、中井由梨子氏、松谷鷹也、鈴木京香、高橋克典、加藤雅也、金本知憲氏 (C)ORICON NewS inc.

 元阪神タイガースの故・横田慎太郎選手の人生を描いた映画『栄光のバックホーム』(28日公開)の完成披露試写会が6日、大阪市内で開かれた。W主演の俳優・松谷鷹也、鈴木京香をはじめキャストらが登壇した。

【写真】「慎太郎さんとずっと一緒にいるような⋯」目をうるわす松谷鷹也

 本作は、21歳で脳腫瘍を発症し、引退を余儀なくされた阪神タイガース所属の横田選手(当時)が最後の試合で魅せた“感動のラストプレー”と2023年に28歳でその生涯を閉じるまで、母・まなみさんら家族と共に闘い続けた人生の軌跡を描く。

 “阪神の本拠地”である関西での完成披露試写会には松谷、鈴木のほか、高橋克典、加藤雅也、秋山純監督、脚本の中井由梨子氏。そして横田さんが選手だった頃に阪神の監督を務めた金本知憲氏が登壇した。

 約4年前から横田さんと親交を深めてきた松谷。「講演会にも行きましたし、ホスピスに入られてからも行きましたし、お葬式も行きました。慎太郎さんとずっと一緒にいるような感じで過ごしてきた」と目をうるませながらこの数年を振り返った。

 また金本氏は「正直、また横田に会いたいなって思いました。全てに一生懸命。全てにがむしゃら。本当にそのままの選手。こういうタイプの選手に頑張ってほしいっていうのが開幕スタメンに起用した理由」と説明した。

 秋山監督や中井氏をはじめ、出席者はそれぞれに横田さんの思いをしみじみと語り、映画を通して故人の功績をたたえ、偲んだ。