来場者に農産加工品を売り込む小学生(中央)=安来市伯太町東母里、市役所伯太庁舎駐車場
来場者に農産加工品を売り込む小学生(中央)=安来市伯太町東母里、市役所伯太庁舎駐車場

 【安来】安来市伯太町でこのほど、農林業祭があり、小学生が「キッズ野菜ソムリエ」に任命され、農産物販売コーナーで出店者をサポートし商品の手渡しをした。

 地産地消の普及を狙い、子どもたちに地元の農産物への興味を抱いてもらおうと、官民でつくる安来農林振興協議会地産地消部会が開き、小学生7人が参加した。

 日本野菜ソムリエ協会認定の野菜ソムリエプロの児玉和則さん(60)=松江市在住=が講師になり、地元産のトマト3種類の色や形状を説明した。児童は試食して、それぞれの味や香りをメモにまとめ「色が濃くなると甘さが増す」などと感想を話し合った。

 全員が「キッズ野菜ソムリエ」の任命書を受け取り、黒いエプロン、黄色いスカーフを身に着けて会場内の販売コーナーへ。安田小5年の原双葉さん(10)はJA女性部のメンバーとともにピーナツなどを販売し「大変だけど楽しい」と笑顔を見せていた。

(中山竜一)