▽丸山島根県知事
菅義偉首相が退陣の意向を示したことを、島根県の丸山達也知事は驚きを持って受け止め「ワクチン接種の加速化をはじめ、新型コロナウイルス感染症対策に奮闘いただいたことに心から敬意を表する」とコメントを出した。
丸山知事は2月、県内での東京五輪聖火リレーの中止検討を打ち出し、感染拡大地域外への経済支援を要望した。政府の反応は冷ややかだったが、全国知事会の緊急要望につながり、政府は打撃を受ける飲食店など事業者向けに地方創生臨時交付金を支出した。 (曽田元気)
▽平井鳥取県知事
全国知事会長に3日に就任した鳥取県の平井伸治知事は、今後連携する立場にあった菅義偉首相の退陣意向表明に「青天のへきれきだ」と驚きを隠さなかった。
新型コロナウイルスのワクチンについて、首相が高齢者接種を7月末で終えると目標設定したことについて「役所仕事以上に接種率のスピードアップは、首相が引っ張ったからだ」と評価した。
一方で、思い切った経済対策の発動や医療体制整備などを課題として挙げ「残念ながら未解決なことがたくさんある」と述べた。 (藤井俊行)