3茶セットを作ったフレッシュ日和のメンバー=島根県邑南町日和、食の学校
3茶セットを作ったフレッシュ日和のメンバー=島根県邑南町日和、食の学校

 フレッシュ日和は日和地区の60~80代の女性12人でつくるグループ。月に1回集まって野菜作りなどの活動を行う。3年ほど前に健康にいい黒豆を作り、お茶にして販売することを考案して製造した。昨年にはメンバーが雑草が生えないように育てていたシソを使ったお茶を商品化。さらに今年に入り、メンバーが個人で作っていたハブ草茶も商品化し、3茶がそろった。

 3種類ともメンバーが収穫し細かく切って干し、煎(い)って、ティーパックに詰める。黒豆茶は香ばしく、シソ茶はシソの香りと味が口の中に広がる。ハブ草茶は優しい味わいが楽しめる。

 和田恵子代表は「日和地区の70歳くらいのおばちゃんたちで体にいいお茶を作っているのを知ってもらえたら、うれしい。飲んで元気になって」と話した。

 黒豆茶、シソ茶、ハブ草茶のいずれもティーパック8個入りで450円。JA日和、矢上の両店舗などで扱っている。 邑南町日和の住民グループ「フレッシュ日和」が、健康にいい3種類のお茶を商品化した。メンバーが育てた黒豆、シソ、ハブ草を使ったお茶で、香りと優しい風味が楽しめる。地元のJA店舗で販売するほか今後、セット商品を町のふるさと納税の返礼品に活用し、全国の人々に味わってもらう考えだ。 (糸賀淳也)