例えば…。「ひとり親になって将来に絶望したり、死にたいと思ったことがある(か?)」との問いに「ある・まあある」と回答された方は、実に半数を超えます。しかも昨年よりも増えているのです。

【I.実態調査の概要】
1. 主体:当法人と学生FBI(※1)との協働実施
2. 期間:2025年9月8日~9月23日
3. 方法:法人メーリングリストにて依頼。回答はGoogleフォームによる。
4. 対象:「コミュニティ・フリッジ出雲」ご利用者様(当時229世帯)
5. 回収:126件(55.0%)
6.調査事項:以下の通り
I 回答者やその家族について:問1~10-2
II 生活の状況や実感について:問11~問19
III 支援の必要性や利用状況について:問20~問24
IV 夏休みや体験活動について:問25~問27
V その他:問29~問30
※1 学生FBI=当法人を応援してくれている島根大学の学生サークル
【II.調査結果:全体レポート】
調査結果については、こちら(PDF)をご覧ください。
なお、後半に自由記述を載せています。お一人お一人の切実な声に是非とも耳を傾けていただければ幸いです。
【III.調査結果:一部抜粋】
1.雇用形態
有業率は95%と高いですが、正規職員の割合は約半数にとどまっています。

2.家計
黒字であると回答した人の割合は、1割を切っています。

3.悩みや不安
「家計」については現在であれ将来であれ、ほぼ全員が「まあ」を含め、悩みや不安を感じています。「子どもの健康」が最も低いですが、それでも約65%にもなっています。

4.経済的状況
昨年の今頃と比較して「経済的な暮らし向きが厳しくなった」と回答した人が約8割おられます。約2割は「特に変わらない」と回答されていますが、昨年時点ですでに(物価高等により)相当厳しい状況にあった、ということは再確認しておきたいところです。

5.夏休み中の暮らし
「まあ」を含めると、回答者の6割近くが「A お米や食料を買えないことがあった」といいます。また、およそ三人の一人の「子ども」が、「親」にいたっては二人に一人以上が「欠食」の経験を持っておられます。しかも、いずれも昨年より値は高くなっています。


【おわりに-ご支援のお願い!】
当法人の主たる事業は「コミュニティ・フリッジ出雲」の運用ですが、食料品や日用品等をご提供すること自体を目的としているわけではありません。私たちの使命は、いわゆる「貧困のスパイラル」を断つこと、そのためにも、一人でも多くの人に「実態」を知ってもらい、みんなで支え合う社会にしていくこと、です。今回の実態調査もその一環です。引き続き、こういった「アドボカシー活動」も続けてまいりたいと思います。
ご支援いただければ、と存じます。詳細はサイトをご覧ください。とくにマンスリー会員としてご支援いただければ幸甚に存じます。
<お問い合わせ:NPO法人「しまね子ども支援プロジェクト」>
E-mail:ohyagi2000@gmail.com
【調査レポート】
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■2025年調査
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