現在「RAMPS」を活用している現場は、高校や中学校の保健室だ。「保健室はいつでも、誰でも行っていい場所。子どもたちを救う『最後のとりで』にもなり得る」。RAMPS研究開発者の北川裕子さんは保健室の大切さを語る。

 生徒に対して門戸が毎日開かれ、子どもの心身を守る知識を持った教員(養護教諭)が常駐し業務を担う日本の...