杉村太蔵 (C)ORICON NewS inc.
杉村太蔵 (C)ORICON NewS inc.

 政治評論家でタレントの杉村太蔵(46)が、27日放送のフジテレビ系朝のニュース情報番組『サン!シャイン』(月~金 前8:14~9:50)に出演。きのう26日午後2時から行われた活動休止中の元TOKIOの国分太一(51)の記者会見について私見を述べた。

【写真】“ピンチ”に直面していた国分太一

 国分をめぐっては今年6月、日本テレビがコンプライアンス上の問題行為が複数あったことを確認したとし、『ザ!鉄腕!DASH!!』の降板を発表。その理由について福田博之社長は「プライバシー保護の観点からお伝えできない」と会見で説明した。その後、国分は無期限活動休止、またグループの解散が発表された。 

 10月には番組降板を判断した日本テレビの対応に瑕疵(かし)があったとして、日本弁護士連合会(日弁連)に人権救済を申し立て。そしてきのう26日に代理人弁護士とともに記者会見に出席。一連の騒動を謝罪した上で「どの行動がコンプライアンス違反とされたのか、答え合わせもできないままに」と現在の状況を明かした。

 番組は、会見の詳細を説明。会見で国分は、番組降板を伝えられた状況について「突然、聞き取りが始まり降板を伝えられた。スマホの録音機能を回しましたが、その行為を弁護士に見つかり削除するように言われました。プライバシーを守るためなのでと言われた。思うことは書き留めるようにとノートとペンを渡されたが、手が震えて何も書けなかった」などと答えていた。

 この状況について杉村は「今回日本テレビ側が一番重視しているのは、この被害者。国分さんはスーパーアイドルで、ファンも大勢いる。中には熱狂的なファンもいるかもしれない」「被害者の方が、万が一身バレすると、なにが起きるかわからない。この不安な気持ちってよくわかります」と説明。「それをしっかり守るという日本テレビ側の対応は問題ないと思う」などと話した。

 続けて「一方で、もし僕が国分さんの立場だったら、いきなり何の前触れもなく自分にとって不利益になるような話になったら…ちょっとお待ちくださいと。いま私はここではコメントできません。後日、弁護士を同席してしっかりお話をさせてくださいと。この対応が一発あるかないかだけで、適切なルートでの問題解決につながったんじゃないかなと思います」と呼びかけた。

 さらに「視聴者のみなさんも」と呼びかけつつ「万が一、自分に不利益になるようなことがあった場合には、必ず個人弁護士を立てて組織と対峙することが必要だと思う」とも説明し、「国分さんが手が震えて書けなかったって気持ち、すごくよくわかります」と訴えた。