マイペースを発揮させた渡部篤郎 (C)ORICON NewS inc.
マイペースを発揮させた渡部篤郎 (C)ORICON NewS inc.

 俳優のムロツヨシ(49)、佐藤二朗(56)がダブル主演を務める福田雄一監督(57)の最新作・映画『新解釈・幕末伝』(12月19日 全国公開)の完成披露試写会―幕末プレミア―が27日、都内で行われ、主演の2人をはじめ、山田孝之(42)、広瀬アリス(30)、渡部篤郎(57)、松山ケンイチ(40)、小手伸也(51)、勝地涼(39)、倉悠貴(25)、福田監督が登壇。渡部のマイペースぶりを福田監督が暴露した。

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 以前に福田監督の舞台に出演したことのある渡部は、本作で福田監督の映像作品には初出演。意識したことを聞かれると「ありません。なんでもとにかく一生懸命やろうかなと思ってます」と返し、福田監督からの演出については「どうなんでしょう、忘れました」と答え、マイペースぶりを発揮して会場を笑いに包んだ。

 福田監督は「篤郎さんに一回だけ注意したことがあるんですけど」とエピソードを披露。「一緒に舞台をやらせていただいたときに、稽古初日にスーツでいらっしゃったんですよ」と暴露。「篤郎さん、稽古その格好でやりますか?」「あ、これじゃだめなんだ?じゃあ、ジャージ買ってくるわって」というやりとりの後、「次の日ジャージ買ってきた」と明かした。

 「僕は映像は初めてだったので楽しみにしていた」という渡部。福田監督はキャスティングについて、「ムロくんのノリに全然乗ってこない役者がいいなって」と軸となる基準があったと明かし、プロデューサーから提案があったときにはぴったりだと大興奮したとそのテンションを再現していた。

 本作は、「ペリー来航」「尊王攘夷」「新撰組」「薩長同盟」――誰もが耳にしたことがありながら、“知っているようで知らない幕末”を、福田監督が独自の解釈で映画化。坂本龍馬をムロ、西郷隆盛を佐藤が演じ、桂小五郎を山田、坂本龍馬の妻・おりょうを広瀬、土方歳三を松山、徳川慶喜を勝地、沖田総司を倉、近藤勇を小手、勝海舟を渡部が演じる。

 司会は日本テレビ・徳島えりかアナウンサーが務めた。